トレンド相場で大勝ちした!
でも、レンジ相場で利益のほとんどを吐き出した!
これが世界でFXをやっている人の95%以上が味わう辛い現実だよね。
で、世の中の素人トレーダーは次にどうするか。
「fx レンジ 判断」「fx レンジ 回避」みたいなキーワードで検索するんだよ。

まあそうやって勉強するのは良いことではあるが。
でもね、そんなにお手軽にレンジが判断できて回避できると思う?
だったらもうみんなプロのFXトレーダーになってると思わない?
相場がレンジかどうかの判断なんてね、10年やってるプロにも難しいんだよ。
「じゃあ、具体的にどうやって相場で生き残っていくか?」
今回はそういう重要なお話。
トレンドで勝てないトレーダーか、レンジで勝てないトレーダーか
FXトレーダーのタイプは人それぞれ

明確な上昇トレンドとか下降トレンドでは利益になりやすい。
逆に、トレンド転換とかレンジ相場になると負ける人が出てくる。

まあ、FXでの勝ち方なんていろんな方法があるから。
例えば
- トレンド相場で1000pips取りました
- トレンド転換やレンジ相場で200pipsの損失を出しました
これだって立派な勝ち組トレーダーだよね。
200pipsの損失、っていったらスンゴイ大きな負けトレードだけど。
でもトータルでは800pipsの利益だよ。
だったらそれで満足する、ってのも一つの考え方だよね。
勝率100%です!
僕みたいに勝率高くないから「ダメだぁ…」と自分を責めても、あまり意味がない。
それよりは、自分流の勝ち方を模索したほうが建設的だよ。
レンジで勝つFXトレーダーもいる

これはあくまでも一例。
横ばいとかレンジの相場ってのは、上から売ったり下から買ったりする人がたくさんいる。
FX勉強会の中では何百トレードも報告されている。
全部紹介することはできない。
レンジ相場が好き、っていう人は結構いる。
なぜかというとね、「限定されているから」だよ。

トレンドって、上昇の勢いが強いときはどこまでも上昇する。
逆にトレンドのときは「上昇はここまでだろう」という値ごろ感で当てずっぽう売りはしない。
大損失になって痛い目に遭うから。
レンジが好き、って人は(僕も以前はそうだったけど)
相場の全体像が掌握しやすいって理由があると思う。
自分の手のひらの中で、わかりやすい所で下から買って上から売って…を繰り返せる。
1回で大きな利益が出るのがトレンド相場。
トレンド相場での押し目買い。これがFXの基本。
でもね、レンジ相場で細かいトレードをしてトータルで何百pips稼ぐ、っていうのも悪くない。
これもFXの基本!レンジ相場での楽で簡単な立ち回り方
トレンド相場だけがFXの基本、って思っている人は多い。
でも「相場はトレンドが2割でレンジが8割」とか言われるから。
レンジ相場での基本(上手い立ち回り方)というのも、もちろんある。
2割のトレンドだけ上手くできてもしょーがないでしょ。
↓これがレンジ相場。

で、レンジ相場の基本中の基本。
僕のFX勉強会で学んでる人とかは、何を言われるかもうわかるよね(笑)

- 下から買う
- 上から売る
- 真ん中では余計なことしない
実際の相場に当てはめると、↓これ。

下から買って上から売る。
「?」の部分は何かというと、「見極めの部分」だよね。
最初はレンジの上限・下限を見極める期間が必要なので。
で、見極めが終わって自分がレンジ戦略を取る!と決めたら買い・売りを繰り返す。
レンジ相場のときにトレンド手法は使わない。
つまり、FXの基本である押し目買い。

レンジ相場でコレをやると、失敗することが多い。
つまり「レンジの真ん中では余計なことをしない」ってことだよね。
FXで勝てない人のためのレンジ相場解説
4時間足
最近の相場で、レンジ相場を詳しく解説する。
普段の勉強のときもこうやってチャート分析をするんだよ?
ShiftChartっていうインジケーターを絶対に入れること。
ネットで探せば2000円で買えるからね。

赤の縦線の部分が現在値。今から分析しようとしている所。
この相場を見たら何も考えずに0.1秒で、こう思うよね?
「フィボナッチリトレースメントを使おう」
思わない人は病気か、もしくは勉強不足です。

ものすごく重要な数値61.8%に達している。
ここで跳ね返って上昇するのか、ここを割って下降するのか。
んなことは未来のことなので知らん。
まあでも、どちらにしろ、一旦この辺でレートが反応しそうではある。
1時間足・5分足にもこの61.8%ラインが反映されるように、水平線を引いておく。
1時間足

直近は下降が強い。
「強い」ってのはつまり、
- 700pips下降している
- けっこう短時間で下降している
ということから「下降が強い」と判断できる。
下降が強いのであれば、当然最初に考えることは「下降トレンドに乗って売りたい」だよね。
でも現在は4時間足のフィボナッチ61.8に到達している。
直前の相場では実際にそこで値動きが若干停滞している。
よって、戻さないと(上昇しないと)売れないよね。

トレンドラインを引いてみると、大体「このへん」で売れないかなぁ…とも思う。
が、詳しいことは5分足を見てみないと何とも言えない。
5分足

チャートのこの形状を見た瞬間に0.3秒で↓コレを使うよね。

フィボナッチエクスパンション。
161.8%で止まったのを確認して、1時間足のトレンドラインの位置から売りたい。
前回の記事で紹介したけど、例えば↓こんな感じ。

レンジ相場の判断は「ここから」
でもね、まだレンジ相場の判断は僕はしていない。
あくまでここは「下降トレンドに沿っての戻り売り」でしょ。
問題はその後の5分足の値動きなんだよ。

さっき4時間足で見たフィボ61.8%を境に、上下に行ったり来たりし始めた。
「前回の高値付近でチャンスがあれば売ろう」
ここをレンジ相場と見ている人は、そう考える。
ただし、今回はフィボナッチエクスパンションは使えない。
さっきと同じやり方で使ってもいいけど、161.8%がかなり上に来る。
よって、使い物にならない。
レンジ相場の売りどころ
ここは5分足の値動きをしっかりと見るのが一番安全で楽なトレードのやり方。

1・2・3・4と番号が振ってある。
1では売らない。
売る根拠が全く無い。
しかも直前で急上昇しているので、こんなの売るのは危ないに決まってるよね?
2はどうか。
これもまだ早い。
1とそれほど変わらない。
3から状況が違ってくる。
2と3の手前で一度下降しているよね?
「あれ?ここがレンジの上限かな?」って何となく見えてくる動き。
でも、すぐにV字で戻っちゃったから、当てずっぽうで売るわけにはいかない。
このまま上に突き抜けて行ったら困るから。
さらに値動きをよく観察する。

そうすると、僕がいつも言ってる「3度目の正直」が出たね。
1・2・3とヒゲを付けて「これ以上上に行きませ~ん」って相場が言っている。
よって、そこから下げた所で売ればいい。

こんな感じで。
僕がFX勉強会の中でよく言う言葉がある。

「チャートのできるだけ右側で売りなさい」
これ、人によっては「できるだけ右側って(笑)、曖昧な言葉だなぁ」と思う人もいるだろう。
でも、そういう捉え方をされても困るんだよね。
FXでは値動きを見るのが最も大事。
インジケーターとか何かの数値とかは二の次。
だから、今説明したみたいに普段から値動きをしっかりと見ておくこと。
そうすればね、相場の安全なポイントでいつでも安全にトレードできる。