僕は8年ほどFX勉強会でトレード手法を教えている。
だから「わかる」んだよね。
大体いつも、こんな人がFXで勝てていない。
- 1日1回トレードしよう
- 1日○pips取ろう
- 1日○万円儲けよう
こういう考え方の人。
もしアナタこのどれかに当てはまる人なら、気をつけたほうがいいよ。
「FXで1日1万円稼ぎます」はNG。もっと簡単に儲かるやり方を提唱する
FXで勝てない人の典型パターン
- 1日1回トレードしよう
- 1日○pips取ろう
- 1日○万円儲けよう
この3つに共通していることは何か?
それはね、「機械的」ってことだよ。
裁量トレードよりもシステムトレード的な考え方なんだと思う。
「毎日必ずこうしなければいけません」っていうやつ。
1日1回必ずトレードしないと気が済みません。だってそれがルールなんです!
1日20pips取らないと気が済みません。だってそれがノルマなんです!
1日1万円儲からないと困ります。だって月20万円儲からないと自分の立てた計画が狂うんです!
なんかわからんけど、自分のルールとかノルマを決めちゃう。
で、相場の都合も全く考えずに自分勝手に毎日毎日トレードする。
相場の調子がいいときは儲かる。
でも、相場がグッチャグチャのときは一気に利益を吐き出す。
毎日1万円稼ぎたい!って計画が狂い始める。
トレードするのが苦痛になる。
オススメの方法
僕もね、以前は1日のノルマを決めていた。
1日20~30pips取ると決めていた。
10個の通貨ペアを見ていた。
そして1日中チャートを見て、何が何でもトレードチャンスを掴んでいた。
それでもFXで勝ててはいた。
以前は、「こういう無茶なトレードをする時代も必要だよね」と、修行の一環のように僕は考えていた。
が、今はそうは思っていない。
無茶なトレードをして成功する人もいる。
でも、それって単なる「成功例」で、少数派なんだよね。
その裏には全く上手く行かない人が大勢いる。
どんなやり方をしてもFXで5年10年勝てません!って人がいる。
僕が現在FX勉強会でオススメしてる方法が、コレとは全く真逆。
- 1回のトレードの利益は20~30pips
- 1個の通貨ペア(ポンド円)のみ監視
- チャンスのときだけトレードする
で、このやり方でFXを教えるようになってから、勝てる人が増えてきた。

ということは、このやり方が多くの人に効果的である、という証拠だよね。
専業トレーダーレベルだ
これは僕がFX勉強会内でよく言う話。

ポンド円だけで、平均してだいたい1日3回はトレードするチャンスがある。
チャンスを全て掴む必要はない。
仕事とか家事で忙しかったり、フロ入ったり寝てたりすることもある。
なので、週に2回、たった2回でいい、トレードチャンスを掴めばいい。
1回のトレードの利益が20~30pipsだとして、月に8回。
よってだいたい月200pipsの利益。
FXはレバレッジが効く。
月々500pipsも1000pipsも取る必要はない。
月間200pipsを何ヶ月も何年も継続することができれば、専業トレーダーレベルだ。
脱「FXで1日1万円稼ぎます」、具体的な手法
4時間足
じゃあ、相場のどこがチャンスでどこがチャンスではないのか。
具体的にチャートを使って明確に説明する。
ポンド円2020年9月10日朝。

4時間足はなんだかトレンド転換っぽくなってきた。
これまで長く上昇トレンドだったのが、最高値からガックシ落ちてる。
この状況でやるべきことは唯一つ。
「フィボナッチリトレースメントを使う」ってこと。

4時間足の直近安値からの上昇にフィボを当てる。
すると、50%でレートが落ち着いちゃってるのがわかるよね。
50%はよく意識される値。
「ああ、50%が意識されてるんだなぁ」と必ずチェックしておくこと。
フィボナッチは50%だけではない。

他に重要なのが38.2%と61.8%。
っていうか、50パーよりもコッチのほうが重要。
必ずこの2つもチェックしておく。(僕は赤の水平線をいつも引いておく)
1時間足

とっても面白い値動きをしているよ。
ドコが面白いかわかる?
さっき引いた38.2%が、一見全く効いていないように見える。
でも、よーく見るとヒゲでちゃんと意識されてるんだよね。

38.2%が効いて、でも下降の勢いが強くて下抜けて、今度は50%で止まった。
50%から結構勢いよく急上昇してるよね。150pipsくらい。

こうなると、ちょっと相場状況が難しくなる。
これまでは単純に売っていればいくらでも利益が取れた。
僕もここでは1発200pips取ったし、僕以上に250pips取れた人も先日紹介した。
小刻みに数十pipsの利益を何度も取る人もいた。勿論それでもいい。
が、「フィボ50%で反発しちゃった」。
そうすると、ちょっと迷いが出てくるよね。
直近の相場は強い下降なので当然「戻り売りをしたい」。
でも、「ドコまで戻すんだ?」って話になる。

A?B?C?あるいはもっと上?
だからさっき言ったみたいに「1日1回何が何でもトレードしたい!」じゃダメなんだよ。
じっと様子を見て余計な所、よくわからない所では手を出さない。
チャンスがあれば手を出す。トレードする。
5分足
この日の5分足の動きは、このようになった。

午前中から昼にかけては当然「様子見」だよね。
相場が横ばいでウロウロしている。
ここで買います!売ります!なんて判断はできない。
上下どっち行くかわかんないんだもの。怖くてトレードなんかできないよ。
で、様子を見ていると、5分足で見慣れた形が出てくる。
そこで初めて手を出せばいい。
↓こんな感じで。

もしくは、テッペンからようやく下げたのを確認する。
フィボ50%のラインで再度反発したのを確認する。
反発したのも虚しく、上昇分が全て戻されて50%を割っていく所で売り。
↓こんな感じで。

利確はいつものように20~30pips取ってオシマイ、でもいい。
もしくは、いつものように伸びた先っぽで決済。
もしくはさっき引いておいたフィボ61.8%のラインでの利確でもいいよね。
手を出さない日
2020年9月11日の朝。

昨日はとてもオイシイ相場だった。
今日はどういうシナリオが立てられるのか?
僕はね、この日は「捨てていた」。
なぜかと言うと、「目的地に着いちゃった」んだよね。
相場というのはね、目的地がある。
今回はフィボ38.2%を抜けて、50%も抜けて、最終的に一気に61.8%までレートが落ちてきた。
これが目的地。
もしくは、先日であれば日足でトレンドラインを引いていた。

で、そこまで何ヶ月もかけてたどり着いた、
これが目的地。
で、そこから一気に急落した。
他にも直近高値とか、何かの数値とか、相場の「目的地」ってのは普段いろいろ見かけることがある。
でね、相場というのは目的地に到達すると、落ち着いちゃうんだよ。
目的地に到達すると「次は上下どっちに行こうかなぁ」って相場が迷う。
横ばいでフラフラすることもあれば、乱高下することもある。
じゃあ、そういうときに我々トレーダーには何ができるのか?
たった一つだけ、「様子見をする」しかできないよ。
まあ、この後フィボ61.8%で止まったのが確認できれば買おうとも思っていたが。
でも↓コレじゃあ、どーしよーもない(笑)

この相場に果敢に挑んだ猛者(笑)もいた。
利益がちょっとだけ出た人もいた。
でも、危険なトレードだったと思うよ?
プロのトレーダーだったら、こんな所では手を出さない。
アマチュアだから実験的に・気軽に手を出せたんじゃないのかな。
もう一度言う。
トレードは毎日必ずしなきゃいけないものではない。
週に2回、チャンスを掴めばいい。
そして月間200pipsをコンスタントに取ればいい。
それが続けられれば、専業トレーダーレベルだ。
もう一生お金に困ることは無い。