今日の内容はね、中級者以上向けのFXの話。
トレードでもう一段ステップアップしたい、素人を脱してプロっぽくチャートを見られるようになりたい、って人向け。
FXの技法を凝縮してる。
トレードでお金儲けて会社辞めたいとか、もっと裕福な人生を送りたい、って人は今回の内容は何度も読んでお勉強したほうが良い。
FXでちゃんとお金が稼げるようになると人生メチャクチャ楽だよ。生きてるのが本当に楽しくなる。
FXってのはお勉強して修行しないと絶対に上手くならないし、絶対にお金持ちにはなれないし、絶対に成功しない。
だからね、いっとき、ちゃんと努力をしてちょっと苦しい思いをしても「今」マジメに学んだほうがいい。
そのほうが絶対に得だから。
今回話すのはこの3つ。
- わかる所だけやる「シンプル手法」
- 最重要奥義「値動きの意味を考える」
- テクニック「三尊天井の先読み」
こんな内容。
わけわかんないよね。でも、しっかり聞いてしっかりお勉強するとFXのチャートの見方がガラリと変わると思うよ?
FXはわかりやすい所で勝負しなさい、と言い続けてきた。(シンプルFX手法)

11/12時点のポンド円4時間足チャート。
何週間も横ばいが続いてたんだけど、僕は赤い水平線を引いていた。
この水平線は何かといえば、画像内に表示されてるけど、日足レベルの大きな下降のフィボ61.8%。
そのラインで、ずーっともみ合い・横ばい・レンジの相場だった、と。
初心者にありがちなのが、「1つの戦略でしかトレードできません」ってやつ。
引き出しが少ないんだよね。
トレンド相場の対処法しか知らなくて、押し目から買い、みたいなことをやっててもしょーがない。

トレンド相場の戦略というのは当然、上昇相場だったら押し目買い、下降相場だったら戻り売り。
でも現在の相場はそうではない。だから、僕はいつもどうしなさいと言っているのか?
レンジ戦略を適用しましょう、と。
レンジ戦略というのは、過去のブログとかyoutube動画で説明した通り。

- 下で買う
- 上で売る
- 真ん中で余計なことをしない
ってこと。
じゃあ、現在の相場って「どれが一番やりやすいの?」「どれが一番わかりやすいの?」

これは人によって好みもあるとは思うんだけど、僕はずっと売りで考えていた。
つまり「レンジの上で売る」っていう選択。
だってさ、こないだブログで書いたんだけど

現在の相場がレンジだと仮定して、レンジの下、下限というのはどこなんだ?という問題が発生する。
Aなのか?Bなのか?Cなのか? どこで買えばいいんだ?って話。
まあ、直近・直前を参考にするならCなのかもしれないが、100%正確になんかわからんでしょ。
だったらより明確な上のラインを選ぶよね。
上のラインってのは、つまりフィボ61.8%。
FXは手法ではなく「値動きの意味を考える」と上手くいく。

5分足を見てみる。
赤のラインは、さっき言ったフィボ61.8%。

例えばこういうトレードをした人がいた。
こないだ勉強会の中でやった座談会で喋った人なんだけど。面白い方だったのだが。
この売りは早いよね。
いくらレンジ上限から、つったって限度ってものがある。
だって、直前で100pips以上急上昇してるんだよ?

あるいは、こういう売りもあった。
一応勝ててるけど、エントリーポイントとしては「早すぎる」。
直前の相場の上昇の力を全く考慮に入れていない。

この局面なら、上昇の力に乗って買ったほうが自然で楽なトレードができる。

ここで売った人もいた。このエントリーも良くない。
なぜだか理由が言える?
明確な理由が言えないと「なんとなく」のトレードになっちゃう。お金が増えていかない。
さあ、この売りなどうして悪いんだろう? 勝てているし。

直近・直前の相場の上昇の力を全く考慮に入れていない。
直近で100pips以上急上昇してるんだよ?
しかも、直前の相場で

全部戻されちゃってる。これはイコール「上昇の力が強い」ってことでしょ。
その直後に売りを入れちゃったら、そりゃ一旦上昇して危険な目に遭いますよ。
FXのテクニック「三尊天井の先読み」

5分足のチャートをちょっと広く見てみる。横に広げて。

「このへんで売っちゃダメ!」ってさっき言ったよね。
なぜなら「上昇、つまり買いの力が強いから」。売ると不利になる。

そこから少し大きめに下げている。

しかも、昨日の急上昇からけっこう時間も経っている。上昇の力が弱まっていることがチャートから見て取れる。

そんな中、フィボナッチリトレースメント38.2%で売りを入れた人がいた。
これは?
いいトレード? 悪いトレード? 判断つく?
これがわかっているかどうかって、トレーダーとしてけっこう重要よ?
これはね、「悪いトレードではない」。
で、ここで実際に売った人もいた。
だがしかし!

こういうトレードは絶対にしちゃダメ。最悪な所で損切りしてる超ムダトレード。

一方で、これ、成功例。ちゃんと保有できている。
なぜこの局面でしっかりと保有できて利益を出せたんだろうか?
この売ったポイントで、トレーダーは3つのことを考える。

1つ目。「昨日の急上昇で買いの力が強い状況で、下げた先っぽの不利な所で売ることになるなぁ・・・」。
売るのなら、より価格が高い所で売ったほうが有利でしょ?お得なわけだ。

2つ目。「過去何週間もこの赤いラインでレートが止まってるんだよなぁ・・・」。
だから再度ラインまでの上昇があるかもしれない。

3つ目。「だとしたらこれ、三尊天井のめちゃくちゃ美味しいパターンだよね?」
実際にその美味しいパターンで売った人もいた。

これでもいい。
さっきの人みたいに、こういうのを見越してずっと保有しているのでもいい。
勝てるFXトレーダーってのは、思いつきでエントリーしているわけではない。
チャートの値動きの意味を理解して、いろんなことを想像しながらトレードしてる。
まだFXで勝ててない人はこの話を聞くと「うわぁ、難しいなぁ」って思うでしょ?
難しいとかわからないと思ったら、それは簡単。トレードしなきゃいいんだよ。

ずーっとチャートを見ていて、状況がわかるようになって売りやすくなったら、そのとき初めて手を出せばいい。
そのくらい余裕を持ってトレードしても十分に勝てる。