
「スマホトレードです」って、トレード報告する人が勉強会の中で結構いる。
仕事中とか外出中にご苦労様だな、と思う。
高速乗って運転中にエントリーする人もいるので、死なないように気をつけてほしい。
今日はスマホトレードと、超詳しい相場解説の2本立て。
以前は「スマホトレードはダメです」と言っていた。
が、最近はオッケーにしている。
僕も外出先でたまにだけどスマホからエントリーすることがある。
でもやはり危険なことには変わりないので、できるだけ自宅のデスクトップPCでトレードする。
スマホトレードは何が危険なのか。

これは単純な話で、チャートはデカい画面で見ないと視野が狭くなるでしょ?って話。
僕の場合は、チャート分析は必ず自宅のデスクトップPCのデカい画面でする。
チャートも全部広げる。

1つの画面に4時間足も1時間足も5分足も全部表示させて、みたいな無精なことはやらない。
これは昔、マエストロFXの佐野先生が解説動画の中でおっしゃっていたことを未だに参考にしている。

チャート分析するときは広げて大きな画面で見る。
で、環境認識してシナリオを立てて、を時間をかけて十分に行ったら、あとは待つだけなので。
これってスマホからでもできるでしょ。
スマホの小さい画面はチャート分析するためのものではないが、エントリーと決済くらいはできる。
最初のFX手法を学びたての初心者は、ちゃんと大きい画面でトレードしたほうが良い。
でも、慣れてくると分析したチャートが頭の中に入ってるから。
だから外出先でスマホからトレードできる。環境認識とシナリオが頭の中に入った状態で。
それは慣れなので、何度も何度もスマホでトレードして練習すればいい。
そうすれば仕事で忙しい人でもFXできるようになるよね。
スマホで簡単手軽に?42pipsゲット

今回はこのトレードを取り上げて、詳細な相場解説をする。
ちょっとエントリー早いんだよね。
その理由も含めて話をする。
4時間足の環境認識

環境認識はいつも僕が教えている相場分析ツールを順に使っていけばいい。
例えば、この相場は現在下降してるよね?
じゃあ、どこまで下降するんだって話で、フィボナッチエクスパンションを使えばいい。
が、エクスパンションを当てる位置が横ばいになっているのでちょっと考える必要がある。
どういうふうに相場が落ちてきているのか。

こうだろうか?
だとすれば、エクスパンションの使い方はこうだよね。

161.8%に達していないし、さらに下げそうな気がする。

でもよく見ると、この辺の相場って、この四角の中でウロウロしてるよね。
で、実際に相場が下降し始めた所を起点に考えると、こうなる。

じゃあ、こっちが正しいエクスパンションの使い方なんじゃないか?とも考える。

まあいずれにしても、どのみち参考になる数値は見つからないんだけどね(笑)
次にフィボナッチリトレースメントも検討してみる。

視野を広げて見ると、フィボはこういう使い方になる。
61.8%に届いていない。
安値を変えたらどうか。

これも微妙。
一応、現在値の位置に78.6%っていう数値があるんだけど、この場合はそれほど参考にはならない。
1時間足の環境認識

1時間足を見てみる。
なんか、安値3回で下げ止まりそうな所ではあるよね。
もしくはなんとなーく、トレンドラインが引けそう。

ここまでのチャート分析は「ほとんど微妙な感じ」。
相場は下げてるんだから、危険な逆張りはやめて上昇して戻ったら売ればいい、そういう相場に見える。
こんなどんどん安値更新していく所でエリオット波動も使えないし。
移動平均線はどうか?

今すぐには全然使い物にならない。
やっぱり「戻したら(上昇したら)売れ」という感じ。
FX、困ったときの水平線手法
今僕が教えているのがフィボトレードって手法。
フィボトレードでは使わないんだけど、今回は八方塞がりなので水平線を一応使ってみる。

1時間足で3回止まってる所に水平線を1本引く。
念の為に言っとくけど、この水平線は使わなくてもいい。
フィボトレードに水平線のルールが入っていないことは前にも話した。
その理由も簡単にだけど話した。
無理にルールにない水平線を使おうとか、無理にやるべきそうばでない相場で何かやろう、っていうマインドがすでにおかしい場合があるから。
そこは別途自分の心の中を自分で観察することが大事。それもお勉強。
で、話を戻して。

過去の相場を見てみると、水平線の所からグイッと上昇してるのがわかる。
水平線は使わないが、「以前上昇した所は次回も上昇しやすい」という法則はフィボトレードの中でも使っている。
なんかちょっとチャート分析が進んできた感じがしない?
念の為、さらに過去も見てみる。



なんだか驚くほど効いてるよね。
最後に5分足でエントリータイミングをつかむ

5分足、これ、思いっきりエクスパンション161.8%がある。
でも、今回の相場はそもそも上位時間足で環境認識がハッキリしなかった・パッとしなかったんだよね?
たかが5分足のFE161.8ピッタリでなんか怖くて買えない。
じゃあどうするか。

5分足をよく見てご覧よ。1時間でも3回安値が止まってたけど、5分足でもさらに3回下げ止まってるよね?
あとは買うタイミングなんて小学生でも理解できる。

利食いは適当。FXはエントリーポイントが全て。
下降相場に対しての逆張りなんだから、ちょっと貰っておけばいいだけ。
あとの相場で大きく伸びたのは結果論だから。
直近高値まででもいいし、20pips取れたら利確、でもいい。
スマホトレードは簡単便利なんだけど

で、最初に紹介した人のトレードに戻る。
この方はとってもいい所で買えている。利益もしっかり出ている。
ただ、エントリーポイントがちょっと「早い」。
なんかね、うちの勉強会内でスマホでトレードしてる人を見てみると、この人みたいにエントリーが早い人が結構いるなぁ、と思う。
まあ、忙しい最中に出先からスマホでエントリー、ってなったら、そうなるよね。
でも、危ないことには変わりないのでその辺は気を遣ったほうがいい。
僕は自宅でもスマホでも、エントリーポイントはカンペキにする。
僕の持論というのは昔から「エントリーポイントが全て」だから。
こないだの東京のオフ会でも話したけど、今年の勝率はまだ100%です。