
FXトレーダーが学ぶエリオット波動はシンプルなものほど良い。
ネットや投資本の知識は、まあ、ほぼ役に立たない。
特に、複雑な理論になればなるほど役に立たない。実際の相場で使えない。
なぜか?
そもそも「眉唾もの」なんだよ、エリオット波動ってのは。
信用できない。
あの動きが相場に当てはまらないときもたくさんある。
なので、エリオット波動を細かく学べば学ぶほど、相場に当てはまらないゴミ知識がどんどん増えていく。
だったら必要最低限の「使える」知識だけサッサと学ぶこと。
で、頭でっかちにならずに、とにかく実践する・練習する・修行する。
相場の中でエリオット波動が使える状況になったら必ずチャンスが掴めるようにする。
それ以外の状況では、エリオット波動は使わなきゃいい。
今回は「使えるやつ」だけ教える。
FX中級者のためのエリオット波動基礎知識
人から物を教わったら、素直にそのまんまの形で学ぶこと。
実はコレがFXの極意だったりする。
勝てない素人FXトレーダーほど、不安になってあれもこれも付け足す。
で、どんどん勝てなくなっていく。
負のループに入り込まないこと。
エリオット波動理論の全て(たったこれだけ)

0-1の波が「1波」。
同様に1-2は「2波」、2-3は「3波」・・・。
ただし、直前の波のフィボナッチリトレースメント38.2%までの戻しが無ければ波にカウントしない。
例えば、1-2の波が38.2%まで戻らずに上昇したのであれば、全て1波としてカウントする。
1波は突発的な動きになることが多い。よって、1波の根っこで買うことは難しい。
3波は最も強い上昇の動きになりやすい。
5波はトレンドの最後。3波の高値を上抜けするかわからない。
2波と4波はジグザグに上下に振れる動きになることが多い。
なので、ここで売るのは危ないので注意が必要。
4波の安値は1波の高値で止まることが多々ある。
エリオット波動で覚えることは「たったこれだけ」。
エリオット波動パターン(例題)集1

このエリオット波動はどのようにカウントする?

こうだよね。
では、どこでエントリーするのが最も良い?
基本的には上昇トレンドに乗って「買う」。
どこで買うか?

2波の押し目を待って買う。そして最も力強い3波に乗っていく。
2波はジグザグに上下に振れる動きになることが多い。
よって、基本的にはここでの売りは控える。
エリオット波動パターン(例題)集2

今、相場の形がここまで進んでいる。
この後の基本的なシナリオを1つ、できるだけ詳しく立てなさい。
考えた?
ボケっと見てるだけじゃダメなんだよ?
ブログとか動画で解説してることを全て覚えれば金持ちになれると勘違いする人は多い。
万年FXで勝てない初心者に多い。
FXは暗記教科じゃないから。
考える人だけがお金持ちになれる。
答え。

3波が過ぎてるから、次は5波の上昇を捉えようとするよね?
5波はどこから始まりそうか。

なんか「このへん」から始まるっぽい。
「っぽい」だからね。「必ず」ではない。
その後の動きはどうなりやすい?

もちろんこうだよね。
エリオット波動が使えない相場もたくさんある
ここまでが「基本パターン」。
相場が人間の思惑通りに動かないことも多々ある。
エリオット波動を学びたての初心者にありがちなのは、なんでもエリオットで理解しようとしちゃう人。

まあ、最初はこういうのもアリかもしれない。いろんなことを試行錯誤する段階。
相場全てがエリオット波動で解明できると考えているうちは初心者。すごく幼稚。
エリオット波動って意外とポンコツだから。
使えない局面では全く使えない。
使えないときはどうするか。
いつも教えてるよね? その他の様々な相場分析ツールを使って、相場を多角的に分析するんだよ。
次回はいよいよ実際の相場で、超具体的なエリオット波動のパターンを解説する。