8章・9章は似ています。
8章は「好き・嫌い」についての解放、9章は「利点・不都合」についての解放です。
9章まで解説(なんて偉そうなものではありませんが)してきたじゃないですか。
そうすると、これもあれもやらなきゃいけない!という抵抗が生まれてきます。
何に関してもそうです。セドナメソッドでも、その他のことについてでも。
セドナメソッドをやらなきゃな、と思っていても
1章から9章までの解放の手順はたくさんあるし、8章のやつなんか「9回繰り返せ」とか書いてるし・・・。みたいな。
今回、最後の8回目では
僕の過去の体験を交えながら「より実践的・実用的な」感じで書いていきます。
このブログをご覧になっているFXトレーダーを目指す方についても
今日はなんかやる気起きねーなー
検証メンドクセ
チャート見るの今日はサボろうかな
という感情を解放するのに使えるかもしれません。すごい大事よ、これ。
かなり前に僕がセドナメソッドのスカイプセッションを受けたときのやりとりです。
先生「前回のセッション後の経過はどうですか?」
僕「これまで1章から9章まで学んで、やることがたくさんになってしまって、
正直、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、で億劫になってしまい、結局あまり実践できていません(汗)」
先生「セドナメソッドに限らず、何かをやろう!と思っているときには、
各手順を『やらなければいけない』頭の中で置き換わってしまいますね。
そうすると『抵抗』が生まれてきます。
これは『作用・反作用』みたいなもの、セットになっているもので仕方のないことです。」
先生「5章までの内容は毎日使っていけば良いですが、6章以降の手順になると
必ずしも毎日やらなくても良いものです。オプションですから。
週末とか時間が取れるときにやってみれば良いですね。まずは『抵抗』の解放をやってみましょう。」
【解放】 →やらなきゃいけないことへの抵抗で、水の流れがせき止められているような感じだったのが |
先生「両側から解放してみましょう。『すること』に抵抗を感じている場合、『しないこと』への抵抗を感じている場合がよくあります。
やれるのにやらなかった、とか。」
【解放】 |
・・・と、これまで本を読んで学んできた手順を挟んでみれば良いわけです。
10分も20分もかかることではありませんから、楽にできます。
「やりたくないなぁ」と思うことなど日常的にあるわけですから
その度にこの解放の手順を使えば良いわけです。
特に難しいことではありません。
そしてオプションとして、9章の手順。
目標・意思決定・問題・習癖・ポジティブな感情と5つありますが
必ずしも毎回全部扱う必要はありません。
(目標・意思決定)(問題・習癖)(ポジティブな感情)と似ている3つに分けることもできます。
それぞれについていくつかのテーマを決めて、時間があるときに解放してみたら良いです。
前回とほとんど同じく、あまり深く悩まずにサクサク進めていきます。
利点・不都合の両側から何度も欲求の解放を行っていきます。
悩んだ者負けです。考えすぎずに。
僕が選んだテーマで、僕が勘違いしてしまったことがあるので紹介します。
テーマ「○○さんと話をするのが苦手だ」
先生「○○さんと話をしないでいることでの利点は何ですか?」
僕「話をすると気分が晴れます。」
先生「それは『話をすること』の利点ですね。
今回の場合は『問題についての利点』についてフォーカスしているので、しない・できない状態でいることの利点、ということになります。」
先生「本に書かれている例は『肥満』についてですが、『肥満でいることの利点』と
あえて利点にならないような利点をあえて見てみる、ということなんです。」
僕「なるほど。話をしないことの利点は『めんどくさくない』ということです。」
先生「その気持ちはどの欲求から出てきていますか?」
あとは前回の「好き・嫌い」の手順と同じことを繰り返せば良いです。
①何か一つ、テーマを思い浮かべる。 |
解放をすることでどのような効果が期待できるかといえば、
■1つの大きなテーマ(やりたくないこと、問題に思っていること、目標など)について
気づかなかった小さなテーマ・要素に気づくということ。
より問題などがハッキリと明確化してくるということ。
■自分が実行しようとしていること、実行したいことについて、
より具体的な行動を起こしやすくする(やる気が出るとか)こと。
という点が挙げられます。
セドナメソッドの本には書かれていませんが
セドナメソッドの後継者、ヘイル・ドゥオスキンさんが行うセミナーでは
その目標に向けての、今の自分ができるシンプルな行動(最初の小さな一歩)は何ですか? |
という手順を入れているようです。
「目標を実現させるための具体的な行動」を解放する、解放したらそれらの行動に移っていく、
ということが大事です。